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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻7号

2004年07月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (5) 原著

結膜悪性黒色腫の1例

著者: 平松彩子1 四倉次郎1 山本修一1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院視覚病態学

ページ範囲:P.1295 - P.1298

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 56歳男性が6か月前からの左眼の腫瘤,異物感,眼痛で受診した。幼児期より左眼の球結膜に色素斑があったが,最近まで変化はなかった。左眼には,外下方の輪部に接する球結膜に茶褐色の結節性腫瘤,扁平な色素斑,色素沈着があった。これ以外には色素異常はなかった。切除した腫瘤は悪性黒色腫であることが病理組織学的に確定した。さらに広範囲球結膜切除術,冷凍凝固術,局所化学療法を行ったが,6か月後に局所再発した。再手術を行い,以後8か月間の経過は良好である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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