icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻8号

2004年08月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (6) 原著

インドシアニングリーン染色を用いた黄斑円孔手術の長期成績

著者: 亀澤比呂志1 門之園一明1 内尾英一1

所属機関: 1横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター眼科

ページ範囲:P.1405 - P.1407

文献購入ページに移動
 特発性黄斑円孔31例31眼に対し,インドシアニングリーン染色を用いて内境界膜剝離と硝子体手術を行った。2年以上の経過観察で初回円孔閉鎖が93%,最終閉鎖が100%で得られた。全例で視力が改善し,平均視力は術前0.20,最終観察の時点で0.69であった。手術の2年後に行ったGoldmann動的量的視野検査で,明らかな視野異常はなかった。全経過中,格別の合併症はなかった。本法による特発性黄斑円孔手術の長期経過は良好であると結論されるが,さらに長期間の追跡が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?