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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻8号

2004年08月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (6) 原著

半導体レーザーと鼻内視鏡を用いたDCR鼻外法術後再閉塞例への再建術

著者: 松場真弓1 金光聖隆2 秋月裕則3

所属機関: 1川崎病院眼科 2県立柏原病院眼科 3福島大学医学部耳鼻科学教室

ページ範囲:P.1467 - P.1469

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 鼻外法による涙囊鼻腔吻合術後の再閉塞5名6例に対して再建術を行った。鼻内視鏡下で半導体レーザーを用いて閉塞部を切開し,NS-tubeを留置する方法である。術後1年以上の観察で,涙道の開存が全例で得られた。本方法は,皮膚を再切開して行う鼻外法による再建よりも侵襲が小さく,閉塞部の同定も容易であった。さらにレーザーを使うことで術後の肉芽瘢痕形成による再閉塞が予防できたと評価される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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