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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻8号

2004年08月発行

文献概要

連載 他科との連携

耳鼻科と協同で行う涙囊鼻腔吻合術(鼻内法)

著者: 八田史郎1

所属機関: 1鳥取大学医学部感覚運動医学視覚病態学教室

ページ範囲:P.1564 - P.1565

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 涙道疾患は眼科医によって治療されることが多いのですが,涙道の入口は眼にあり,出口はわれわれが普段目にすることのない鼻腔内にあるため,ちょうど眼科と耳鼻科の境界の分野といえます。涙囊鼻腔吻合術(DCR)は,鼻外法はともかく鼻内法となるとわれわれ眼科医にはちょっと近づきがたいとお考えの先生も多いのではないでしょうか。

 しかし,流涙や眼脂といった訴えをもった患者さんは眼科をまず訪れることが多いため,涙囊炎を含む涙囊疾患は眼科医が主導して治療されている場合が多いと思います。私もDCRを鼻外法でときどき(年間10数人程度)はしていましたが,鼻内法については最近まで経験がありませんでした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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