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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻9号

2004年09月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (7) 原著

Acute macular neuroretinopathy 4例の検討

著者: 高橋秀徳1 小畑亮2 柳靖雄1 玉置泰裕1

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室 2さいたま赤十字病院眼科

ページ範囲:P.1773 - P.1777

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 稀な疾患である急性黄斑神経網膜症(acute macular neuroretinopathy)の4例6眼を過去4年間に経験した。年齢は25~55歳,平均34歳で,男性1例,女性3例である。初診視力は0.01から1.0に分布していた。6眼すべてに,暗点と一致する黄斑部外層の網膜に赤色の円形病巣があり,黄斑以外には異常がなかった。最終視力は初診時のそれとほぼ同じであった。発症の誘因として,食物アレルギー,膀胱炎に対して抗生物質を1か月内服,妊娠などがあった。本疾患にはさまざまな誘因が関与している可能性がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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