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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科58巻9号

2004年09月発行

文献概要

特集 第57回日本臨床眼科学会講演集 (7) 原著

眼科救急疾患最近3年間の統計―東海大学救命救急センター開設当初3年間との比較

著者: 吉澤宏子1 斉藤信夫1 河合憲司1

所属機関: 1東海大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1817 - P.1821

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 2002年までの3年間に,東海大学医学部附属救急救命センターを受診した眼科疾患を検索し,1984年にセンターが開設してからの3年間の状況と比較した。最近3年間では,全救急患者の4.66%に相当する3,744例が眼科関係であった。開設当時の3年間では2,327例が眼科関係であり,受診者数は増加したが,全救急患者に対する割合は減少していた。年齢が高齢化する傾向があった。疾患別では角膜障害が最も多く,緊急性の低い疾患が大多数を占める点では,開院当初と同様であった。当院では3次救命センターとして,ドクターヘリコプターによる患者搬送を2000年に開始した。眼科患者の利用は少ないが,今後の活用が期待される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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