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多局所ERGが診断に役立つ網膜疾患
著者: 近藤峰生1
所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.9 - P.16
文献購入ページに移動多局所網膜電図(多局所ERG)を用いると,わずか4分程度の検査時間で多数の局所ERGを一度に記録することができる。この多局所ERGが診断に特に有用であるのは,眼底が正常でありながら網膜の局所に機能障害を生じる疾患群である。本稿では,その代表的疾患であるAZOOR(acute zonal occult outer retinopathy)とOMD(occult macular dystrophy)について,その臨床的特徴と多局所ERG所見について述べた。
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