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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻10号

2005年10月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (8) 学会原著

CVL(cilio-vitreo-lenticular)ブロックの7例

著者: 福田恒輝1 佐々木元子1 吉田博則2 横山光伸3 三好輝行4

所属機関: 1香川大学医学部眼科学教室 2高知大学医学部眼科学教室 3木村眼科・内科病院 4三好眼科

ページ範囲:P.1679 - P.1684

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虹彩切開術あるいは白内障手術を行った7例7眼に,毛様体・硝子体・水晶体ブロックが生じた。男性1例,女性6例で,34歳の1例を除き,全例が60~70歳台であった。3眼に眼内レンズの前方偏位による近視化があり,2眼に眼圧上昇があった。全例に前部硝子体切除術を施行した。全例で浅前房と狭隅角が改善し,眼内レンズの前方偏位による近視化が改善し眼圧が正常化した。虹彩切開術あるいは白内障手術後に浅前房と狭隅角が持続するときには,毛様体・硝子体・水晶体ブロックが関与している可能性があり,前部硝子体切除術が有効である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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