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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻10号

2005年10月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (8) 学会原著

両眼性視神経乳頭腫脹を呈した骨髄異形成症候群の1例

著者: 佐々壽一1 坂井譲1 田淵昭雄1 和田秀穂2

所属機関: 1川崎医科大学眼科学教室 2川崎医科大学血液内科

ページ範囲:P.1711 - P.1714

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52歳女性が両眼の視力低下で受診した。2年前に貧血を契機として骨髄異形成症候群と診断された。矯正視力は右0.6,左0.2で,両眼に網膜出血と視神経乳頭腫脹があった。全身的に貧血と汎血球減少があり,免疫抑制療法と輸血などを開始した。15か月後に視力は正常化し,眼底所見も大きく改善した。骨髄異形成症候群で乳頭腫脹が生じた報告はない。慢性化した貧血が急激に悪化し,血小板減少がこれに加わったことで発症したと推定される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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