icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻12号

2005年11月発行

文献概要

連載 眼の遺伝病75

IMPDH1遺伝子異常と常染色体優性網膜色素変性(1)

著者: 和田裕子1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1824 - P.1826

文献購入ページに移動
IMPDH1遺伝子のLys238Arg変異をもつ常染色体優性網膜色素変性の1家系を報告する。IMPDH1遺伝子は,視細胞でのcyclic nucleosidesの代謝に関与していると報告されている。2002年に常染色体優性網膜色素変性の10番目の原因遺伝子として報告された。海外ではAsp226Asn変異が高頻度変異であるが,筆者らが96人の日本人常染色体優性網膜色素変性をスクリーニングした結果,Asp226Asn変異はなかった。

 今回は,IMPDH1遺伝子変異のLys238Arg変異を認めた常染色体優性網膜色素変性の1家系を報告する。Lys238Arg変異は新規変異であり,現在までに報告がない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら