文献詳細
連載 日常みる角膜疾患33
単純ヘルペス性角膜炎(上皮型)
著者: 川本晃司1 近間泰一郎1 西田輝夫1
所属機関: 1山口大学医学部分子感知医科学講座(眼科学)
ページ範囲:P.1954 - P.1956
文献概要
患者:60歳,女性
主訴:左眼視力低下,左眼眼痛
現病歴:約30年前から左眼の角膜炎を繰り返し発症していた。1994年3月,左眼の視力低下と眼痛を自覚したために当科を受診した。実質型角膜ヘルペス,遷延性角膜上皮欠損の診断で加療され,瘢痕治癒した。その後も近医にてステロイド点眼薬を用いて経過観察されていたが,2004年2月に再び左眼の視力低下,眼痛を自覚したために当科を受診した。
既往歴・家族歴:高血圧。糖尿病,関節リウマチの既往はない。
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