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連載 眼の遺伝病66
CYP4 V2遺伝子異常とクリスタリン網膜症(1)
著者: 和田裕子1 玉井信1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.166 - P.168
文献購入ページに移動クリスタリン網膜症は,1937年にBietti1)により報告された疾患で,角膜結晶沈着物,網膜の黄白色沈着物,脈絡膜毛細管板の萎縮を主訴とする疾患である。その後,角膜結晶沈着を伴わないクリスタリン網膜症が多く報告された。2000年にクリスタリン網膜症が4番染色体長腕にマップされ,2004年に原因遺伝子がCYP4 V2遺伝子であることが報告された2~4)。
本稿では,CYP4 V2遺伝子IVS6-8delTCATACAGGTCATCGCG/insGC変異を認めた1症例を報告する。
本稿では,CYP4 V2遺伝子IVS6-8delTCATACAGGTCATCGCG/insGC変異を認めた1症例を報告する。
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