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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻2号

2005年02月発行

文献概要

臨床報告

視野異常の自己認識におけるfrequency doubling technologyの効果

著者: 勝島晴美1

所属機関: 1かつしま眼科

ページ範囲:P.201 - P.203

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視野異常を自覚していない原発開放隅角緑内障患者101例101眼(平均年齢59.6歳)を対象とし,frequency doubling technology(以下,FDT)のスクリーニング検査C-20-1を行った。検査終了直後に視野異常を自覚した部位を患者に自己記録してもらった。36例(35.6%)は視野異常を自覚し,各症例の自己記録はFDTの結果と一致していた。65例(64.4%)は視野異常を自覚しなかった。各病期の自己認識率はAulhorn分類Greve変法の0~1期が10.0%,1期が16.7%,2期が34.5%,3期が44.4%,4期が43.8%,5期が70.0%であった。以上より,FDTは緑内障患者に視野異常を自己認識してもらう方法として有用であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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