icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻2号

2005年02月発行

文献概要

臨床報告

ドルゾラミドからブリンゾラミドへの切り替え効果の検討

著者: 長谷川公1 高橋知子1 川瀬和秀1

所属機関: 1岐阜大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.215 - P.219

文献購入ページに移動
ドルゾラミド1日3回点眼からブリンゾラミド1日2回点眼に切り替えた緑内障25例25眼につき,4週後の自覚効果を評価した。内訳は原発開放隅角緑内障17眼,正常眼圧緑内障3例,落屑緑内障1眼,原発閉塞隅角緑内障1眼,遅発型発達緑内障3眼であり,全例が多剤併用中であった。ブリンゾラミドを8週間使用した後,20例がブリンゾラミドを自己選択し,5例がドルゾラミドを自己選択した。両点眼薬ともべたつき感があり,白い眼瞼付着物が生じたが,ドルゾラミドのほうが軽微であった。ブリンゾラミドでは点眼回数が少なくなったことにより,コンプライアンスが向上した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?