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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻3号

2005年03月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

チン小帯脆弱症例の超音波白内障手術におけるカプセルエキスパンダーの試作

著者: 小澤忠彦1 谷口重雄2

所属機関: 1小沢眼科内科病院 2昭和大学藤が丘病院眼科

ページ範囲:P.333 - P.339

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目的:チン小帯脆弱眼の超音波白内障手術用に試作した水晶体囊拡張器(カプセルエキスパンダー)の評価。対象と方法:Marfan症候群,落屑症候群,強度近視,外傷,原因不明によるチン小帯脆弱眼各2眼の計10眼を対象とした。年齢は23~81歳,平均59歳である。術後4~10か月,平均6.7か月の経過を観察した。連続円形破囊(CCC)の後,チン小帯断裂の範囲に応じ1~6か所に囊拡張器を設置し,通常の方法で超音波白内障手術を行った。結果:囊拡張器を使用することで,全例で水晶体囊を温存して超音波白内障手術ができた。術中,術後の合併症はなかった。結論:チン小帯脆弱眼の超音波白内障手術に囊拡張器は有用であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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