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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻4号

2005年04月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (2) 学会原著

Ahmed glaucoma valveを挿入した難治性緑内障の術後経過

著者: 木内良明1 長谷川利英1 原田純1 奥村真理子1 藤本雅彦1 斉藤喜博2 岡田康平2

所属機関: 1大手前病院眼科 2国立病院機構大阪医療センター眼科

ページ範囲:P.433 - P.436

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 難治性緑内障5眼にAhmed glaucoma valveを挿入した。対象は新生血管緑内障3眼,ぶどう膜炎に続発した緑内障1眼,外傷に続発した緑内障1眼である。4眼には複数回の線維柱帯切除術が行われていた。術前の平均眼圧は39.6±7.4mmHgであった。術後1年の時点で,2眼で眼圧が点眼1剤を使用して21mmHg以下であった。角膜内皮細胞数は術後1年で約50%に減少していた。Ahmed glaucoma valveを使用することで,難治性緑内障の眼圧をコントロールできる可能性が広がる。術後の角膜内皮細胞の減少が著しいので,安易な使用は慎むべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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