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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻4号

2005年04月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (2) 学会原著

視覚障害者手帳5級の視野面積を測る方法―動的視野測定機能を備えた自動視野計を用いた場合

著者: 加茂純子1 四方田大介1 深澤喜直2

所属機関: 1甲府共立病院眼科 2甲府共立病院産婦人科

ページ範囲:P.441 - P.444

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 視覚障害者5級は,両眼のⅠ/4合成面積が基準視野に対し半分以上障害されていると取得できる。従来,医師の主観判定であったが,視野面積を計算する方法を考案した。対象は眼疾患のない正視から-3Dまでの15名の被検者。動的視野測定のできるハンフリー(750型)または,オクトパス(101型)を用い測定した。Adobe Photoshop(R)にて両眼視野を合成し,基準視野を重ねてⅠ/4の合成領域を囲み,面積をLenara1.02(R)で計算して基準視野の面積との比を求めた。750型で測定した9名の基準視野に対する比は0.58,101型で測定した5名のそれは0.51であり,15名中11名が0.6未満,3名は0.5未満となった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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