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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻4号

2005年04月発行

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (2)

学会原著

自傷行為により眼球脱臼を呈した統合失調症の1例

著者: 樫本良亮1 栗本拓治1 宮浦卓1 保科幸次1 三村治1

所属機関: 1兵庫医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.519 - P.522

文献概要

 32歳女性が1年前に統合失調症と診断され,内服加療中であった。自宅で右眼を自傷しているところを家人に発見され,受診した。右眼球結膜はほぼ全周に裂傷があり,対光反応は消失していた。CT検査と術中所見から,明らかなテノン囊,外眼筋,視神経の離開はなく,眼球脱臼のみがあった。眼球摘出後,精神科医と協力し,自傷行為の再発防止と義眼装用をすることができた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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