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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻5号

2005年05月発行

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (3)

学会原著

シリコーンチューブ挿入術による仮道形成とその対策

著者: 藤井一弘1 井上康2 杉本学3 杉本敏樹4

所属機関: 1土庄中央病院眼科 2井上眼科 3すぎもと眼科 4岡山南眼科

ページ範囲:P.635 - P.637

文献概要

目的:鼻涙管閉塞症に対してシリコーンチューブを挿入後に生じた仮道形成の発見と対策の記述。対象と方法:過去10か月間にシリコーンチューブ挿入術を行った56例65側を対象とした。術中・術後の涙道内視鏡検査で仮道形成があればチューブを抜去し,涙道内視鏡下で再挿入し,単一管腔内にチューブを留置した。結果:仮道形成は14側(22%)にあり,全例で再挿入が可能であった。チューブ抜去後6か月目の通水は61側(94%)で良好であった。結論:仮道形成の発見には術中・術後の涙道内視鏡検査が重要であり,涙道内視鏡下での再挿入が有効である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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