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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻5号

2005年05月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著

多目的フォールダブル眼内レンズ

著者: 塙本宰1 川崎勉1 出田秀尚1 濱野右生2

所属機関: 1出田眼科病院 2HOYA株式会社

ページ範囲:P.651 - P.654

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目的:アクリル性眼内レンズ(IOL)を改造し,毛様溝縫着用のフォールダブルIOLとして多目的に使えるようにした製品の記述。方法:IOLは光学径6.5mm,全長13.0mmで,hapticsは毛様溝縫着部に窪みがついている。Hapticの片方の窪みは一点での固定用で,他方のhapticの窪みには少し幅があり,縫着の際に縛った糸を窪みのなかでずらしてIOLの位置修正ができる。このIOLを使って10眼の豚眼で白内障手術を行い,IOLの囊内固定と毛様溝縫着を行った。結果:IOLの囊内固定と毛様溝縫着はどちらも4.0mmの強角膜傷から畳んで挿入できた。Hapticsに窪みを持たせることで,IOLの位置修正ができた。結論:このIOLは小切開多目的用として有望である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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