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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻5号

2005年05月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著

日帰り計画的水晶体囊外摘出術の術後検討

著者: 北野愛1 白井久美1 雑賀司珠也1 山中修1 岡田由香1 大西克尚1

所属機関: 1和歌山県立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.667 - P.669

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日帰り手術として計画的水晶体囊外摘出術を29例34眼に行った。水晶体核の硬化が強い男性8例9眼,女性21例25眼で,年齢は51~86歳,平均72歳である。術後3か月で0.5以上の視力が83%に得られた。術後の円柱レンズの度数が-3D以上のものが76%であった。術中合併症として,チン小帯断裂が2眼(6%)にあり,術後合併症として術創哆開と前房出血が核1眼(3%)に生じた。日帰り手術として計画的水晶体囊外摘出術で12%の症例に術中・術後合併症があったが,最終的に全例で視力が改善した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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