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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻5号

2005年05月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著

高知大学眼科における裂孔原性網膜剝離の手術成績

著者: 杉本聡子1 小浦裕治1 西野耕司1 福島敦樹1 上野脩幸1

所属機関: 1高知大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.677 - P.680

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目的:裂孔原性網膜剝離に対する手術成績の報告。対象と方法:3年間に裂孔原性網膜剝離108例110眼に初回手術を行った。51眼には強膜内陥術,59眼には硝子体手術を行った。結果:強膜内陥術を行った51眼中,45眼(88%)が初回手術で復位し,最終的に全例が復位した。硝子体手術を行った59眼中,52眼(88%)が初回手術で復位し,最終的に58眼(98%)が復位した。両群を合わせた初回復位例は110眼中97眼(88%)であり,最終的に109眼(99%)が復位した。最終視力は,硝子体手術群で視力改善例が多かった。結論:裂孔原性網膜剝離に対する手術法の選択では,術前検査の結果と患者の年齢などを考慮すべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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