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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻5号

2005年05月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著

黄斑部の網脈絡膜萎縮の網膜断層像

著者: 高草木伸子1 李丹傑1 本間理加1 岸章治1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.687 - P.691

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黄斑部に網脈絡膜萎縮がある8例12眼の網膜断層像を光干渉断層計で検索した。男性7例,女性1例で,年齢は平均48歳である。内訳は,錐体ジストロフィ2眼,陳旧性の中心性漿液性網脈絡膜症3眼,輪紋状脈絡膜ジストロフィ2眼,原因不明の黄斑ジストロフィ2眼,びまん性網膜ジストロフィ2眼,鈍性外傷による網膜振盪症1眼で,全例に網膜血管の異常はなかった。黄斑萎縮部では黄斑外縁の網膜厚は正常の約74%に菲薄化し,中心窩底は正常の約36%に菲薄化していた。中心窩の陥凹の深さは正常範囲にあった。黄斑萎縮では網膜内層の厚さが保たれ,網膜外層が菲薄化していると結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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