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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻5号

2005年05月発行

文献概要

臨床報告

熊本大学医学部眼科における水疱性角膜症の現況

著者: 池間宏介1 松本光希1 筒井順一郎1 宮嶋聖也1 宮川朋子2 谷原秀信1

所属機関: 1熊本大学大学院医学薬学研究部視機能病態学 2NTT西日本九州病院眼科

ページ範囲:P.735 - P.738

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過去13年4か月間に水疱性角膜症と診断した104例112眼を検索した。男性52例52眼,女性52例60眼,年齢は平均70.9歳であった。年度別の頻度(新規患者数)は近年増加する傾向にあり,2002年では29眼であった。原因別では,眼内レンズ35眼(31.3%),虹彩切開術18眼(16.1%),無水晶体11眼(9.8%),緑内障10眼(8.9%)などであった。虹彩切開術後の水疱性角膜症は女性に多かった。期間を1998年までの10年間と1999年からの4年間に分けた場合,眼内レンズと虹彩切開術による医原性の水疱性角膜症が増加傾向にあった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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