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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻5号

2005年05月発行

文献概要

臨床報告

未熟児網膜症に関する危険因子の統計学的考察

著者: 三原悦子1 八幡健児1 柿丸晶子1 金田周三1 馬場高志1 石倉涼子1 山崎厚志1 井上幸次1 玉井嗣彦2

所属機関: 1鳥取大学医学部視覚病態学教室 2日野病院眼科

ページ範囲:P.739 - P.743

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過去6年間に当院の新生児集中治療室に入院し,眼科的に検索した193例について,未熟児網膜症の危険因子を検索した。未熟児網膜症は49例(25.4%)に発症し,36例(18.7%)が重症でレーザー治療を要した。未熟児網膜症の発症と病期に有意に関連する因子は,外科治療,動脈管開存症,出生時体重,人工換気期間,在胎週数,酸素投与期間であった。未熟児網膜症に対する治療の適応に有意に関連する因子は,人工換気期間,在胎週数,外科治療,1分のApgar scoreであった。Ⅱ型網膜症の発症に有意に関連する因子は,外科治療,酸素投与期間,人工換気期間,輸血回数であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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