icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻5号

2005年05月発行

文献概要

臨床報告

網膜静脈分枝閉塞症に併発した黄斑浮腫の治療

著者: 門脇夏子1 横井匡彦1 齋藤航1 村松昌裕1 網野泰文2 大野重昭1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科視覚器病学分野 2滝川市立病院眼科

ページ範囲:P.745 - P.748

文献購入ページに移動
網膜静脈分枝閉塞症に併発した黄斑浮腫14眼に対する治療効果を回顧的に評価した。8眼には光凝固を行い,6眼には硝子体手術による後部硝子体膜剝離を作製した。全例で黄斑浮腫が軽快し,視力が2段階以上向上した。光凝固群は硝子体手術群よりも,発症から期間が短く,最終視力が概して良好であった。2眼では光凝固で視力が改善せず,硝子体手術で改善した。発症から7か月以内の網膜静脈分枝閉塞症に併発した黄斑浮腫に対し,光凝固と硝子体手術はともに有効であると結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら