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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻5号

2005年05月発行

文献概要

臨床報告

超音波白内障手術における高頻回パルス発振の有用性

著者: 井上吐州1 谷口重雄1 西原仁1 中島佳子1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院眼科

ページ範囲:P.749 - P.752

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加齢白内障93眼に超音波手術を行い,パルス発振と連続発振による超音波積算値と核処理時間を比較した。パルス発振では,連続発振よりも超音波積算値が減少した。核処理時間については毎秒15パルス(pps)の低頻回パルス発振では連続発振よりも延長し,70 ppsの高頻回パルス発振では連続発振と同等であった。オンタイムが極端に短くなると,4msecの高頻回パルス発振のほうが12msecの低頻回パルス発振よりも核処理時間が延長した。高頻回パルス発振は,ある程度のオンタイムを維持する必要があるが,超音波使用量を減少し,乳化効果を改善する可能性がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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