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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻6号

2005年06月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (4) 学会原著

クラミジア結膜炎6例の検討

著者: 髙岡紀子1 廣渡崇郎1 亀井裕子1 松原正男1

所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院眼科

ページ範囲:P.869 - P.873

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目的:成人型封入体結膜炎の臨床像と経過などの検討。対象:核酸検出法で封入体結膜炎の診断が確定した6症例7眼を対象とし,回顧的に検索した。男性2例2眼,女性4例5眼である。結果:眼脂,充血,下眼瞼結膜の堤防状ないし数珠状濾胞が全例の経過中にあった。1例のみが初診時に封入体結膜炎と臨床診断された。発症から治癒までの期間は160±66日(平均値±標準偏差)であった。結論:本疾患は発症初期には特徴的な濾胞が出現せず,他疾患との鑑別が困難であった。診断が確定するまでは適切な治療が行われず,結膜炎が遷延化する傾向が多かった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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