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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻6号

2005年06月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (4) 学会原著

東京都新宿区と山口県柳井市における白内障手術予定患者の結膜ぬぐい液細菌検査の比較

著者: 志熊徹也1 石山善三1 廣瀬麻衣子1 薄井紀夫1 臼井正彦1

所属機関: 1東京医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.891 - P.895

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16か月の期間に2施設で白内障手術予定患者265眼の結膜囊内の常在菌を検索した。1施設は東京都新宿区,他の1施設は山口県柳井市にある。東京では158眼中120眼(76%),柳井では107眼中72眼(67%)から細菌が検出され,総株数はそれぞれ130株と103株であった。65歳未満とそれ以上とでは検出率に有意差がなかった。Corynebacterium属が東京に多く,嫌気性グラム陽性桿菌が柳井で多く検出され,検出率に有意差があった。地域と環境で検出菌が異なるので,術後合併症を予防するためにその現場での細菌学的検査が望ましい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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