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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻7号

2005年07月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (5) 学会原著

網膜剝離をきたしたStickler症候群の2例

著者: 曽和万紀子1 植木麻理1 堂島りつ子1 南政宏1 菅澤淳1 池田恒彦1 佐藤文平2 本田恭子3

所属機関: 1大阪医科大学眼科学教室 2大阪回生病院眼科 3済生会茨木病院眼科

ページ範囲:P.1125 - P.1129

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裂孔原性網膜剝離がStickler症候群の2例2眼に起こった。いずれも男性で,年齢は20歳と32歳であった。1例には高口蓋と側彎があり,増殖性硝子体網膜症が発症していた。他の1例には口蓋裂,先天性難聴,膝内症があった。両症例に硝子体手術を行った。2例とも高度の硝子体液化と変性があり,硝子体が面状に網膜と癒着し,双手方による人工的後部硝子体剝離の作製と輪状締結術が必要であった。Stickler症候群に伴う網膜剝離は,異常な網膜硝子体癒着があり,高度な手技による硝子体手術が望ましい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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