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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻7号

2005年07月発行

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (5)

学会原著

3次元光干渉断層計であるOCTオフサルモスコープによる緑内障性視神経障害の解析

著者: 宮内修12 溝田淳2 本田美樹2 田中稔2 岡本祥正1 村上晶3

所属機関: 1祥正会高砂眼科 2順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院眼科 3順天堂大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1135 - P.1139

文献概要

目的:走査レーザー検眼鏡(SLO)と光干渉断層計(OCT)を組み合わせた3次元検眼鏡による緑内障性視神経障害の解析の報告。対象と方法:緑内障がある10眼と正常眼5眼を対象とした。SLOとOCTには,SLOに内蔵した近赤外レーザー光を用いた。B-scanによる眼底断層像測定と3次元測定画像(topography)を行い,通常のOCT画像と比較した。結果:B-scanによる乳頭の形状解析では,従来のOCTと同じような分解能と測定時間で,緑内障性視神経障害の有無と程度が判定できた。3次元測定画像では乳頭の疑似カラー3次元表示ができ,立体的な評価がしやすく,乳頭の断層像の深さに関する諸情報が連続的に得られた。結論:3次元OCT検眼鏡による乳頭の観察は緑内障の診断と経過観察に有用と考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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