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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻7号

2005年07月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (5) 学会原著

陳旧期で診断されたLeber視神経症の1例

著者: 住岡孝吉1 雑賀司珠也1 大西克尚1

所属機関: 1和歌山県立医科大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1141 - P.1144

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15歳男性が両眼の視力と視野障害で紹介され受診した。6歳の時から視力の低下と回復を繰り返しながら次第に増悪し,視神経萎縮と診断されていた。受診時の矯正視力は右眼0.08,左眼0.4であった。両眼に視神経萎縮があり,蛍光眼底造影で乳頭と網膜血管の異常はなかった。両眼に中心暗点があった。病状の経過と検査所見からLeber視神経症が疑われ,承諾を得た上で遺伝子検査を行った。ミトコンドリアDNA11778番塩基対の点突然変異が検出され,Leber視神経症の診断が確定した。発症から長期間を経て診断された症例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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