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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻8号

2005年08月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (6) 学会原著

小児白内障手術における後発白内障の検討

著者: 白谷徹1 比嘉利沙子1 清水公也1 藤澤邦俊1 石川均1

所属機関: 1北里大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1277 - P.1280

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目的:小児での白内障手術後に生じる後囊混濁の検討。対象:過去5年9か月間に手術を行った小児13例21眼を対象とした。手術時の年齢は6か月~15歳であり,全例に眼内レンズ挿入を行った。経過観察期間は1~50か月,平均18か月である。結果:片眼の先天白内障で弱視治療中の3眼以外の18眼では0.8以上の術後矯正視力を得た。Optic captureを行った17眼と後囊切開のみを行った2眼では後発白内障は起こらなかった。これ以外の2眼では後発白内障が生じた。結論:Optic captureは小児白内障手術後の後発白内障の予防に有効である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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