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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻8号

2005年08月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (6) 学会原著

難治性黄斑円孔網膜剝離に対する全周強膜短縮術の2例

著者: 唐松純1 小堀朗1 辻隆宏1 玉置力也1 鈴木和代1 田中朋子2

所属機関: 1福井赤十字病院眼科 2幸道眼科医院

ページ範囲:P.1351 - P.1354

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初回の硝子体手術が成功せず,黄斑円孔を伴う網膜剝離2眼に全周強膜短縮術を行った。2眼とも網膜は復位した。1例では視力が手動弁から0.01に改善した。眼軸長は術前の31.0mmが術後28.5mmに短縮し,乱視は術前の0.75Dが術後2.50Dになった。他の1例では視力が指数弁から0.04に改善し,眼軸長は術前の29.7mmが術後28.2mmに短縮し,乱視は術前の2.25Dが術後8.0Dになった。難治性の黄斑円孔網膜剝離に対し全周強膜短縮術が奏効した症例群である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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