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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻8号

2005年08月発行

文献概要

臨床報告

眼瞼温存眼窩内容除去術による眼表面悪性腫瘍の治療

著者: 兼森良和1

所属機関: 1三菱神戸病院眼科

ページ範囲:P.1403 - P.1406

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眼瞼と眼球に広く浸潤した眼表面悪性腫瘍に対しては,眼窩内容除去術が標準的な治療法である。この際に眼瞼全層を切除する従来の方法は,侵襲が大きく整容的に大きな問題があり,患者の社会復帰も容易でない。筆者は眼瞼の前葉を温存し,皮膚移植により一期的に義眼床を再建する眼瞼温存眼窩内容除去術を行っている。これによって腫瘍を根治できる一方,整容的にも満足できる結果が得られ,さらに早期の義眼装用ができ術後速やかな社会復帰が可能になった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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