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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻9号

2005年09月発行

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (7)

学会原著

ハイドロジェルレンズにおけるカルシウム沈着と対応

著者: 宮久保寛1 宮久保純子1

所属機関: 1宮久保眼科

ページ範囲:P.1505 - P.1509

文献概要

2001年3月までの13か月間の白内障手術で,ハイドロジェル眼内レンズ(H60 M)を451眼に挿入した。276眼で13~40か月,平均34か月間の長期観察ができた。眼内レンズ表面のカルシウム沈着を213眼(77%)に発見した。その内訳は,糖尿病者62眼中53眼(85%),糖尿病網膜症34眼中30眼(88%),全身または眼疾患がない104眼中79眼(76%)などである。H60 Mでは高頻度にカルシウム沈着があり,糖尿病眼では発生頻度がやや高いが,全身異常がなくても5眼に4眼の頻度でこれが起こっている。すべての挿入眼で継続的な経過観察が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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