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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科59巻9号

2005年09月発行

文献概要

特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (7) 学会原著

デジタル吊秤による白内障手術時の眼灌流液の使用量測定

著者: 野原雅彦1 𠮷田紀子2

所属機関: 1丸子中央総合病院眼科 2信州大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1531 - P.1534

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白内障手術中の灌流液の重量の変化をデジタル吊秤で測定した。手術開始時に秤の目盛を0に設定し,以後は透明な袋に入った灌流液の重量をマイナスで表示させた。重量を密度1.00662g/mlで割った値を使用した灌流液の容積とした。白内障手術を行った234眼での灌流液使用量の平均は,超音波乳化吸引時104ml,灌流・吸引時45ml,手術全体で149mlであった。核硬度が上がると超音波乳化吸引時の使用量が増加したが,灌流・吸引時の値には差がなかった。この方法による灌流液の測定は,一般の点滴にも応用が可能である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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