icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科6巻1号

1952年01月発行

文献概要

綜説

腦底蜘網膜炎と眼

著者: 淺山亮二1

所属機関: 1京大眼科

ページ範囲:P.12 - P.14

文献購入ページに移動
 脳底の限局性蜘網膜炎は歴史的には1904Nonneの記載にかかるPseudotumor cerehri或は漿液性脳膜炎(1897.Quinke)と稱せられていたものの中に宏く包含せられていたもので,其後1919に至つてLutzは,Pseudotumor cerebriの中には癒着性蜘網膜炎,又は出血によつた生じた嚢腫の存在する都を記載しているが,其後の研究によつて,脳底の限局性蜘網膜炎の全貌が明かとせられ,而も又之は脳外科の發達に負ふ所が多い。
 其好發部位は視交叉槽が最も多く,次で側槽,脚間槽基底槽,小脳延髄槽等である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?