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談話室
石原先生をお訪ねして
著者: 中泉正行 中村康
所属機関:
ページ範囲:P.60 - P.61
文献購入ページに移動 秋晴れの一日あまり御無沙汰して居りましたので,中泉,中村兩人が相談し醫學書院社長金原市郞氏と共に石原先生の近況をおたづねし,又御高説を拜聽しようと思い早朝東京驛を發し伊東から自動車を馳せて午前10時頃谷津のお宅へ向つたのであります。先生は白哲の老人と言われる御容姿になられたが元氣は依然としてお變りなく午後2時迄次に記しましたような有益なお話しをして下さいました。お庭には赤い百日紅,彼岸花,等が咲きカジカが鳴くと言う小川をひかえ高い裏山を背景にした靜寂な中に心ゆくまで患うものの診療に心をそそぎ又「文化の家」に村の青年の指導に餘生を送られているのであります。
先生は毎日女中さん一人を相手として何から何迄ただ一人で早朝から夕暗せまる頃迄熱心に一人きりて診療に從事して居られます。それで其の模樣を伺いました。
先生は毎日女中さん一人を相手として何から何迄ただ一人で早朝から夕暗せまる頃迄熱心に一人きりて診療に從事して居られます。それで其の模樣を伺いました。
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