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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科6巻10号

1952年10月発行

文献概要

臨床實驗

各種眼結核症に對するPAS (注射用)の應用に就て(第Ⅰ報)

著者: 片山太郞1 鶴見松太郞1

所属機関: 1日赤岡山病院眼科

ページ範囲:P.783 - P.785

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緒言
 最近數年來結核症に對し多くの新藥が製作され結核の化學療法は著しく進歩した。眼科領域に於ても本症に對して多くの報告が發表され著者もStreptomycin (以下ストと略す)を眼結核症に使用しその治療成績を眼紀2巻に報告した。今回はParamino salicylic-acid (以下P.A.S.と略す)のナトリウーム鹽(注射用)を眼結核症に用いてその治療經過を觀察した。文献によればBemhe-im氏はP・A・S.が結核菌の呼吸酵素系に作用をする事を報告し更にLehmann氏はP.A.S.を臨床的に應用してその成績を報告したが眼科領域に於てもP.A.S.の内服,點眼,イオントフオレーゼ等による報告例がある。
 最近P.A.S.使用上の缺點を補う注射用のP.A.S.が作成されたので著者は之を各種眼結核症の局所に使用して些か興味ある成積を得たので報告す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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