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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科6巻11号

1952年11月発行

文献概要

特集 眼科臨床の進歩Ⅰ

網膜色素變性に對する頸動脈毬摘出術の効果について—手術方法、手術後の經過及び遠隔成績

著者: 齋藤規子1

所属機関: 1日本醫大眼科教室

ページ範囲:P.995 - P.998

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 網膜色素變性の原因について現在迄に色々と述べられているが結局不明である樣に本症治療法についても從來色々の療法が行はれて居り然も何れも決定的効果を認め得ないのである。即ち從來沃度加里内服,前房穿開,虹彩切除,鹽化カルシウム液靜注を始め色々の注射,X線の眼部又は間腦照射等の方法が試みられたのであるがその結果は何れも餘り期待出來なかつたのである。然るに昭和24年兵庫醫大の井街讓博士が頸動脈毬を摘出すると効果がある事を發表されたので私共も之れを追試し從來の療法に比して遙かに効果ある事を認めた。以下此處に手術方法及び經過並びにその遠隔成績を述べて諸者諸賢の御批評を賜はれば幸いである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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