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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科6巻12号

1952年11月発行

臨床實驗

マンダラ葉エキスの散瞳作用並びに調節力に及ぼす影響に就いて

著者: 近江榮美子1 原衞司郞1 林永男1

所属機関: 1和歌山醫大眼科

ページ範囲:P.1031 - P.1034

文献概要

緒言
 眼科治療に於けるアトロピンの重要性に鑑み,之と類似の作用を持つ散瞳藥の利用價値如何との觀點より「マンダラ葉エキス」(チンツゲン)を取上げ,散瞳並びに調節に及ぼす作用に就て實驗し,認むべき結果を得たので,茲に報告する。
 マンダラ葉エキスは,本邦産マンダラ葉及びその種子の中の不純物を完全に除去し,含有するアトロピン,ヒョスチアミン,スコポラミン等の總アルカロイドを,鹽酸鹽として純粋に抽出した製劑で,鎭痛劑として内科,外科方面で臨床的に應用せられているが,眼科領域に於ける使用に就ては,未だ報告がない樣である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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