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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科6巻13号

1952年12月発行

文献概要

臨床實驗

オーレオマイシン,テラマイシン,ペニシリン及びホモスルファミンの黄色葡萄状球菌,肺炎双球菌及び乾燥菌に對する抗菌力に就いて

著者: 須田榮二1

所属機関: 1北大眼科

ページ範囲:P.1103 - P.1108

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緒言
 化學療法劑は我が眼科領域に於ても重大な役割を果しているが就中抗生物質としてのAureomy-cin及びTerramycinは現在迄の最も優秀なトラコーマに對する藥劑と考えられている。又Peni-cillin及びSulphonamideも眼局所に投與するとゆう方法で最も屡々用いられているのであるが,之等の藥劑が眼科領域の細菌類に對して臨床上著效を現わしていることは既に認められているが,それらの間に如何なる關係が窺われるかとゆう事に就いて定量的に實驗を行い比較し,一方それが臨床的應用の場合に如何なる背景を持つ事になるかを知らんとして,今回抗生物質としてAureo-mycin,Terramycin,Penicillin及びHomosul-faminの四種藥劑を撰び,之に對して細菌として黄色葡萄状球菌,肺炎双球菌及び乾燥菌の三種を撰び夫々實驗を行い聊かの結果を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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