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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科6巻13号

1952年12月発行

文献概要

臨床實驗

サルヴァルサン注射後起ったと思われる球後視視經炎の開頭術による治驗例

著者: 廣谷尚文12

所属機関: 1京都大學眼科 2和歌山日赤眼科

ページ範囲:P.1115 - P.1117

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 視神經交叉部附近の病理に關しては,歐米ではCushing,Eisenhardt,Devy,Cl Vincent,Bol-laek等により,本邦では荒木,中田,井街(讓),井街(謙),桑原,生井,淺山,渡邊等により闡明せられ,諸知見が發表されているが,尚多くの疑點が殘されている。昭和25年春,故井街謙教授は日本眼科學會總會でこの方面の宿題報告を擔當されることになつていたがこれよりさき24年12月末卒然として昇天された。本症例も昇天2週間前に執刀されたものであり,宿題報告の一部をなすものであつたが,未發表のまゝ殘された。よつてこゝに教授を追悼し發表する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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