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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科6巻2号

1952年02月発行

文献概要

特集號 第5回關東甲信磐越眼科集談會 普通講演

(45)中心性網脈絡膜炎の色覺に就て

著者: 小尾榮1

所属機関: 1東京醫科大學眼科

ページ範囲:P.195 - P.197

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諸言
 視神經及び綱膜,脈絡膜の疾患に際して色覺異常が出現する事は周知の事實である。視神經の疾患に於ては赤緑色覺の異常が主であり,綱膜,脈絡膜の疾患に於ては青黄色覺の異常が主である事は,盛,小口,伊東氏等が相次いで認めた所である。之等後天性色覺異常が原疾患の消長と如何なる關係を保ちつつ經過するかと言う點は,甚だ興味をそそる問題である。視神經疾患の代表たる慢性軸性視神經炎に關しては,加藤氏の詳細な研究があるが,網膜,脈絡膜疾患の代表たる増田氏中心性網脈絡膜炎に關しては,未だその方面の報告がない。私はその樣な立場からマツダ色フイルター式色高温計を用いて,中心性網脈絡膜炎の色覺を検査し,以下に述べる樣な結果を得たので報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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