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綜説
重症トラコーマ・パンヌスに對するスルファミン劑局所注射療法—特にプロントジルの效果に就て
著者: 今泉龜撤1
所属機関: 1岩手醫科大學
ページ範囲:P.224 - P.227
文献購入ページに移動緒言
トラコーマにスルファミン剤を始めて使用したのは,プロントジル發見後2年目の1931年にHei-nemannである。次で翌年Fred Lceが北米土人病院に於てのトラコーマに對するスルファミン剤の卓效ある實驗成績を發表して以來,今日に到る迄,この方面の治療報告は多數見出される。
スルファミン剤のトラコーマに對する效力は,その活動性なる場合に最も顯著にして,刺戟症状の強いトラコーマ,混合感染と思はれるトラコーマ,活動期のパンヌス,殊に角膜浸潤或は潰瘍を伴うトラコーマに卓效のあることは多くの文献に見られる通りである。
トラコーマにスルファミン剤を始めて使用したのは,プロントジル發見後2年目の1931年にHei-nemannである。次で翌年Fred Lceが北米土人病院に於てのトラコーマに對するスルファミン剤の卓效ある實驗成績を發表して以來,今日に到る迄,この方面の治療報告は多數見出される。
スルファミン剤のトラコーマに對する效力は,その活動性なる場合に最も顯著にして,刺戟症状の強いトラコーマ,混合感染と思はれるトラコーマ,活動期のパンヌス,殊に角膜浸潤或は潰瘍を伴うトラコーマに卓效のあることは多くの文献に見られる通りである。
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