文献詳細
文献概要
臨床實驗
片側先天性無眼球症
著者: 曲直部正夫1
所属機関: 1大阪遞信病院
ページ範囲:P.375 - P.377
文献購入ページに移動 先天性無眼球症に就てはKlinkoschが1766年發表して以來洋の東西を問わず相當數の報告例があり,我國でも明治28年美甘が生後9日目初生兒の兩眼に認めたと報じて以來既に60例以上を算え珍稀なものとは言えない。然し日常臨床に司る者にとつては稀に遭遇する例であり,且つその成因を按ずると興味深い。私は經驗した1例を報じ諸賢の參考に供する。
掲載誌情報