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臨床實驗
Laurence-Biedl氏症候群の2例
著者: 山根甫夫1
所属機関: 1京大眼科
ページ範囲:P.385 - P.388
文献購入ページに移動緒言
網膜色素變性症が種々の先天異常を合併する事は,古くより知られていたが,この網膜色素變性に,脂肪過多症,痴呆症,生殖器萎縮及び指趾異常を伴う一定の症候群の在る事を,1866年Laure-nce及びmoonが始めて記載し,次で1920年Bar-det.1922年Biedlにより報告された。爾來所謂Laurence Biedl氏症候群として注目され歐米文献中には既に200例を超える報告を見る。我國でも昭和9年上野氏の報告以來數例がある。幸い私は次の2例を得た。
網膜色素變性症が種々の先天異常を合併する事は,古くより知られていたが,この網膜色素變性に,脂肪過多症,痴呆症,生殖器萎縮及び指趾異常を伴う一定の症候群の在る事を,1866年Laure-nce及びmoonが始めて記載し,次で1920年Bar-det.1922年Biedlにより報告された。爾來所謂Laurence Biedl氏症候群として注目され歐米文献中には既に200例を超える報告を見る。我國でも昭和9年上野氏の報告以來數例がある。幸い私は次の2例を得た。
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