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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科6巻8号

1952年08月発行

文献概要

臨床實驗

語義から見たNeuromyelitis opticaと軸性視束炎

著者: 桑島治三郞1

所属機関: 1東北大分院眼科

ページ範囲:P.607 - P.610

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〔I〕
 急性視束炎と脊髄症状とを合併する症候群は通例Devic氏病とよばれるが,その病名は報告者によつて區々で,例えばoptic neuritis and my-elitis(Sharkey)Neuromyélite Optique aiguë(Devic),Ophthalmo—encephalo—myelopathy(Barrera),Ophthalmoneuro-myelitis(de La-personne),Opticoencephalomyelitis(Klar),abortive(akute)multiple Sklerose(Kyrieleis)その外Retrobulbäre Neuritis mit Myelitis,herdfömmige opticospinale Erweichung最も簡單にはNeuromyelitisなどあり,わが國でも視束(視神経)炎を伴う脊髄炎,視束脊髄炎などゝよばれている。本症候群のよび方がいろいろあるのはその本態論ないし異同論とむすびついていることで,簡單に統一することは困難であろうと思う。このことは私の今まで本誌上に發表して來たものゝでも屡々ふれて來た處である。
 本症候群に最も普通に用いられるNeuromyelitis opticaあるいはOpticomyelitisの邦語譯は視束脊髄炎が一般に用いられ又は視束髄炎と譯される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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