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臨床實驗
特發性葡萄膜炎の2症例とカルメツト眼反應
著者: 菅原淳1
所属機関: 1岐大眼科
ページ範囲:P.615 - P.617
文献購入ページに移動緒言
特發性葡萄膜炎の本態については眼所見と全身所見とを同時に完全に説明されるものでなくてはたらないが,幾多先賢の非常な努力にも拘らず今日未だ遺憾ながら決定的なものがない。
本症の原因については諸説あり,結核説もその有力な一つで中村文平教授等が唱導して居られる。私は茲で幸にフオクト小柳氏型と原田氏型に遭遇したのでカルメツト氏のツベルクリン點眼反應に加えツベルクリンを皮下注射し仔細に全身反應局所反應病竈反應を検し,併て全身所見をも検する機會を得たので,報告し以て本症の結核説につき2,3私見を述べたいと思う次第である。
特發性葡萄膜炎の本態については眼所見と全身所見とを同時に完全に説明されるものでなくてはたらないが,幾多先賢の非常な努力にも拘らず今日未だ遺憾ながら決定的なものがない。
本症の原因については諸説あり,結核説もその有力な一つで中村文平教授等が唱導して居られる。私は茲で幸にフオクト小柳氏型と原田氏型に遭遇したのでカルメツト氏のツベルクリン點眼反應に加えツベルクリンを皮下注射し仔細に全身反應局所反應病竈反應を検し,併て全身所見をも検する機會を得たので,報告し以て本症の結核説につき2,3私見を述べたいと思う次第である。
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